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プロネクサスベトナム現地レポート(2022年2月 VOL.31)

プロネクサスベトナムが、2022年1月のベトナム現地情報をお伝えいたします。

今回のテーマは、ベトナムへの海外からの直接投資(Foreign Direct Investment以下、FDI)の動向についてです。

 

【FDI動向の概要(2022年1月1日~1月20日)】*1月の数値は20日時点の値          

1.日本の対越投資動向

  • 日本の2022年1月1日から1月20日までのFDI投資額は約2億USドル(*2021年同期間:約4,926万USドル、406%)
  • 日本の2022年1月1日から1月20日までのFDI投資件数は、24件(*2021年同期間:29件、7%)
  • 証券投資件数を除いた日本の2022年1月1日から1月20日までのFDI投資件数は、16件(*2021年同期間:13件、123%) 

*下グラフ参照
*証券投資を除くFDI投資件数の統計データは、会社設立や増資等の日系企業の直接的な進出動向の判断指標の一つとなる数値です。

*データ引用元:ベトナム外国投資庁

 

2.世界の対越投資動向

2022年1月の値ですが、海外からのベトナムへの直接投資は、33の国と地域から投資が行われており、投資金額・投資件数の上位5か国は以下のとおりです。

*データ引用元:ベトナム外国投資庁 *「新規投資の金額・件数」「追加投資の金額・件数」「証券投資の金額と件数」の合計で順位を算出(2022年1月1日~1月20日)

 

<主な大型プロジェクト>

  • 電子製品工場プロジェクトで2億6000万USドル追加投資(中国)2022/1
  • GEベトナムの商業サービスプロジェクトで2億1690万USドル追加投資(韓国)2022/1
  • 電子部品工場プロジェクトで1億6300万USドル(韓国)2022/1

上記の大型プロジェクトなどがFDI投資金額全体を下支えしており、全世界からのベトナムへの投資金額は、対前年同時期と比較し61%程度で推移

*引用元:ベトナム外国投資庁

 

<1月の投資状況>

2022年1月までの外国からベトナムへのFDI投資をみてみると、コロナウイルスの影響で金額、件数ともに伸び悩んでいる状況にあります(対前年比 約61%程度)。

外国からベトナムへの新規プロジェクトへの投資は103件(対前年比219%程度)、金額は3億8,800万USドル(対前年比29.8%)。同様に外国からベトナムへの既存プロジェクトに係る増資に関しては、71件行われ(対前年比154%程度)、金額は12.7億USドル(対前年比269%)に達しました。

 

<ベトナム観光再開への兆し>

日本は1月からオミクロンの感染が広がり外国人の入国制限が続いています。 また観光再開への道のりもまだまだ長いですが、ベトナムでは観光再開に向けて着々と進んでいるようです。

ベトナム民間航空局は2月15日より全ての国際線運航制限を取りやめ、国内外の航空会社に許可を出すと発表しました。

観光省もまた、日本を含む24か国のビザ免除を検討しており、3月15日から観光客の受け入れ、及び入国条件も緩和させると発表しています。

観光客はワクチン接種証明書、旅行保険(新型コロナウイルスをカバーするもの)2万USD(約230万円)以上への加入、入国後24時間以内のPCR検査(宿泊施設で)が求められます。しかし、入国72時間以内の陰性証明書は不要となります。

観光客の移動可能エリアが制限されたパッケージツアーについても7日間のみでしたが、3日間のものが追加されます(ワクチン未接種の人は7日間のみ)。

日本よりもいち早く観光市場再開に向けて乗り出したベトナム。今後ビジネス渡航だけでなく観光での渡航も復活していくことでしょう。

*引用元:

VIET JO 「ベトナム、2月15日から全ての国際線の運航制限を撤廃」

https://www.viet-jo.com/news/social/220213212123.html (参照2022/02/15)

VIET JO 「観光省、日本など24か国のビザ免除再開を提案」

https://www.viet-jo.com/news/tourism/220211174417.html (参照2022/02/15)

VIET JO 「3月15日から観光市場開放へ 入国条件も緩和」

https://www.viet-jo.com/news/tourism/220215142057.html (参照2022/02/16)

 

以上、プロネクサスベトナムが海外からの投資動向について、お知らせ致しました。

次回は、【ベトナムへの海外からの直接投資(Foreign Direct Investment以下、FDI)2月の動向について】をお伝え致します。

 

プロネクサスベトナム現地レポート(2022年2月 VOL.31)

 

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