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コラム

プロネクサスベトナム現地レポート(2020年10月 VOL.7)

プロネクサスベトナムが、ベトナム現地情報をお伝えいたします。
今回のテーマは、【ベトナムの日常生活におけるフードデリバリー事情】についてご紹介します。

【フードデリバリーサービスの浸透】

 コロナウイルスの影響により、ホーチミン市内でも「社会的隔離措置・外出制限」が実施された時期において、市民の食生活は今までと違った一面を見せておりました。それは、フードデリバリー文化が日常生活にも一気に浸透したことです。
数年前からフードデリバリーアプリは存在し、ホーチミン市内でも一定数の利用がありました。しかしながら、コロナウイルスの感染拡大防止のための「社会的隔離措置・外出制限」が実施されたことで来店客・利用客が大きく減少し、日本人が経営する日本食レストランや店舗を中心に、これまでフードデリバリーアプリに加盟していなかった飲食店などでも、売上を確保するためにアプリへの登録が増加した印象があります。
 フードデリバリーアプリを活用する以外の方法で、デリバリーサービスの提供を開始するお店もあります。ホーチミン市内で創業20年超を誇る老舗日本食料理店がスマートフォンアプリの「LINE」を活用したデリバリーサービスを開始し、来店客減少の影響を食い止めようと、工夫を凝らしていました。

【フードデリバリーサービスアプリについて】

 ベトナム国内で配車アプリ最大手である「Grab」が提供するGrab Foodが、代表的なフードデリバリーサービスの一つであるといえるでしょう。ほかにも、フードデリバリーサービスに特化したアプリ(MMやFoodyなど)がありますが、GrabがもともとはC2Cで配車サービスアプリを展開していたことが、最も多くの利用者数を獲得できた一因であると考えられます。

【フードデリバリーサービスアプリの利用方法】

 利用方法も簡単です。Grab Foodの場合、アプリ起動後、「Food」アイコンを選択します。そのあとはデリバリー住所を入力し、メニューを選択するだけです。デリバリーが到着後、配送料金等の各種料金を含む合計金額を支払って完了します。お店とデリバリー場所との距離によって異なりますが、概ね30分以内で到着することが一般的です。また、様々な割引クーポンが用意されており、利便性にも富んでいる印象があります。

【実際の利用例】

実際にGrabアプリを利用し、デリバリーされた料理を紹介します。今回は日本でもおなじみの「SUKIYA」と「WATAMI」です。

○SUKIYA

 ホーチミン市1区に店舗を有し、近隣に大学があることから、若年層のベトナム人を中心に、お昼時の店舗内は混雑しているケースが多いです。メニューはおなじみの牛丼をはじめとした焼肉丼などの丼物に加え、ラーメンやお好み焼き・たこ焼きなども提供しており、日本のさまざまな食文化を楽しむことができます。
 下記の写真は店舗内で注文した牛丼セットメニューと、フードデリバリーアプリで注文した商品の写真です。デリバリーした商品については、牛皿部分とご飯部分が分離しており、食べる直前にご飯のうえに乗せる一手間がありますが、その他はおおむね店舗内で提供される商品と変わりはありません。
値段については上述のとおり、アプリケーションの利用料金(配達料金や各種料金)が別途かかるため少し割高となりますが、自宅や職場にいながら店舗内で提供される商品と同じものを食べられることを考えれば、充分にメリットがあるものと思います。

SUKIYA店舗内
デリバリー

筆者撮影

○WATAMI

 次に紹介するのは、居酒屋チェーンで知られるWATAMIです。店舗はホーチミン市内の3区にあり、在ホーチミン日本国総領事館の近隣に位置しています。デリバリー商品はおにぎりセットが中心ですが、特筆すべきはその値段です。下記の写真のようなおにぎりセットが約50,000VND(200円程度)で注文可能となっています(配達料等別途)。筆者も社会的隔離期間中フードデリバリーサービスアプリからよく注文していましたが、おにぎり3個は昼食のボリュームとして十分であり、満足できる内容でした。

注文したおにぎりセット

筆者撮影

冒頭にも述べたとおり、コロナウイルスによる「社会的隔離措置・外出制限」をきっかけにフードデリバリー文化がベトナムの日常生活に一気に浸透したことで、多くの人がその利便性の高さを実感する機会となりました。実際に、店舗に足を運ぶ頻度が減ったという声をよく耳にするようになり、社会的隔離期間終了後も、フードデリバリーサービスを日常的に利用し続けている日本人駐在員も多いのではないかと感じています。
Withコロナ・アフターコロナ時代では、これからベトナムへの進出を検討する飲食店はもちろんのこと、既にベトナムに展開している飲食店においても、デリバリー戦略を練ることは、今後の事業展開を考える上で、必要不可欠であると言っても過言ではないでしょう。

以上、プロネクサスベトナムが、【ベトナムの日常生活におけるフードデリバリー事情】ついてご紹介致しました。次回は、【ベトナムにおけるジャパンブランド ワイン編】となります。

プロネクサスベトナム現地レポート(2020年10月 VOL.7)

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